kusaのブログ: 上海へ再び

7月10日〜11日
今日は上海へ戻って、香港行きのチケットを手に入れなければならない。
チケットが手に入れば、無事に出国出来る。
香港にいる友達にも逢えるのだ。

昨日も来たバスターミナル。

こんな単純な場所を聞き出すのにも苦労した（笑）

長距離バスの乗り場はスカスカ。

黄山の山行きのバスは今日も大混雑。

途中のサービスエリア。

今回も1番前の席だった。
車内は禁煙のはずが、運転手さん自らタバコをスパスパ吸っている。
僕はタバコの煙りが苦手だから、まいった。
お客さんは吸ってないんだよね（笑）
運転も荒く、無理やり追い越しするたびに、やかましいクラクションをガンガン鳴らす。
中国には交通機動隊っていないのかな？
少しは取り締まり強化した方が良いと思った。危ないから。

運良く、上海南駅に隣接しているバスターミナルに到着したので、直ぐにチケットを手に入れるため、南駅へ向かった。

香港行きのチケットは一ヶ所しか売ってないらしく、その場所を探した。
そして、やっとたどり着き、窓口の人に香港行きのチケットをお願いした。
しかし、香港行きのチケットは19日まで無いと言う。
もう一度確認。。。
やっぱり無い。
12日迄に出国しないとならないのに。。。
ひょっとして、今の中国は何かの休み期間？
普段からこんなに混み合うのだろうか。

駅の中で何とか話せそうな人を見つける。
声をかけた駅員に、「あそこに行け」と言われ、何となくインフォメーションみたいな場所へ行って事情を説明した。
しばらくすると、駅内にいる警察官が来て、僕のパスポートを見て、僕が言いたい事が分かった様子だった。
ビザ無しなので、15日間しかいれない事を理解して貰えた。
しかし、ここでもどうしようも無いと言われた。

インフォメーションみたいな場所にいた係りの女の子が、「香港の手前にある駅、シンチェンまでなら貴方は違う電車で行けるよ」と一つの提案をしてくれた。
すぐに地図で確認。
本当に、香港と目と鼻の先くらいの距離にシンチェンがある事が僕の地図で見てわかった。
中国は広いので、実際どの位離れているかは分からないが（笑）
でも、何とかなるだろう。

その女の子に、そのルートで行く事を伝えた。
親切にも、その子がわざわざチケットを購入して来てくれた。
ただし、買う前に言われたが、寝台車、普通席、何も無いそうだ。
ひたすら、立って移動しなくてはならない。
距離はどの位なんだろう？
何時間かかるんだろう？
僕の地図で見た感じだと、仙台から鹿児島くらい？
かなりあるけれど、12日迄に出国するために、行くしかない。

19時49分発。
K2055

駅から出る事も無く、電車を待つ。
待つ間に壊れたザックを直す。
肝心な背負う部分が、この駅に着いた時に壊れ、何とかしなきゃとても旅は続けられない状態だった。
アルバムと紙芝居が重過ぎるんだよね（笑）
幸い自力で何とかなったから良かったけれど。
本当にザックは旅をするめに大切。
次また壊れたら、終わりだね（笑）

電車の中。

僕がどこにいるかというと、車両の繋ぎ目にある通路。

上海を出る時に、ホームの売り子のおばちゃんから10元で買った、このイスに座ってます。

Sweet Time☆

今現在、このイスに座ってiPhoneのBlogアプリで書いている。
上海を出てもう少しで14時間。
シンチェン到着は19時40分くらいらしい。
つまり、24時間、Sweet Timeする事になるんだね（笑）

中国の人はマナーは悪いけれど、この長距離電車の中で、僕の目の前ではもめ事が一つも無い。
24時間イスも無く立って移動している人もいるのに、誰もイラついていない。
狭い席にちゃっかりお尻半分座らせてもらったり、誰かに寄りかかられても気にしない。
混み合った中、車内販売のカートが来ても、何一つもめない。

これは、最近の日本では考えられない、中国の良い所なんじゃないかな。
仲間意識が強いように思える。

面白いのは、列車の乗務員や駅のインフォメーションにいた女の子達は、何故かお客さんに冷たい。
口をきかない。
目を合わせない。
つまり、愛想がない。
僕の場合は中国人ではないので、案外親切にしてもらえるけれど。
働く人は働く者同士、仲間意識があり、お客さんはお客さん同士、仲間意識がある感じ。
きっと、働く人からしたら、マナーが無い人、お客さんは、本当に嫌なんだろうね。

乗務員の人は一生懸命掃除してます。

お客さん、もう少し綺麗に乗って欲しいよ。

水色のゴミ袋、何回も停車駅て降ろして変えているけれど、すぐに満タン。

乗務員さんも、ウンザリ気味。

只今14時少し前。

相変わらず、大混雑。

僕が座っているすぐ横にある給湯器。

ここに、何人の人がカップラーメンにお湯を入れに来ただろう。
中国の人は温かいお茶を飲む習慣かわあるみたいで、みんなマイボトルにオリジナルブレンドの中国茶を入れている。
だから、お茶の為に給湯器があるのはわかる。
しかし、カップラーメンを販売しているため、物凄いゴミの量。
給湯器の横にもカップラーメンのゴミを平気で捨てる。
ゴミ袋に入れても、袋が破けると床はビチョビチョ（笑）
カップラーメンを禁止にすれば、そうとう快適になると思うのだけれど。。。

24時間。
Sweet Time!の椅子に座り続け、シンチェンに無事に辿り着いた。
41歳にして、良くやった（笑）

シンチェン駅に着き、香港行きの手段を確認して、宿探し。
ちょっと行ったり来たりしだけれど、今日の宿を確保。