朝6時前に起きた。
部屋から出て、宿の人に今日は上海へ戻らず山へ行き、明日の朝のバスで上海へ戻る事に決めた事を伝えた。
いまだに山行きのバスも上海行きの長距離バスも何処から出るのかわかっていない(笑)
とりあえず、山行きのバスが何処から出るのか、必死に聞いた。
何故必死かと言うと、昨日も何回も聞いても
「そこから出るよ」
と宿の前を指差して言うだけ。しかも笑って。
どう見ても、宿の前にはバス停は無い。
今朝も同じだったが、何回か聞いて、やっと宿の前の道を左側に進めばある事が分かった。
なぜ、昨日も今日も普通にそう教えてくれないのか、不思議でしょうがない。
そして、そこが長距離バスのターミナルでもある事が分かった。
小さなザックを背負い、山へ向かった。
途中の超市で、水1リットル、パン、お粥の缶詰、魚肉ソーセージを買った。20元。
バスターミナルを見つけ、山行きのバスのチケット19元と、明日の上海行きのチケット140元を買った。
黄山の山へは、一般車両の進入は禁止されている。
長野の上高地と同じだね。
バスに揺られ、登山口へ到着。

朝から物凄い人。
時間節約する為にロープウェイを使った。

このロープウェイ並んでいる時にも色々ある。
当たり前の割り込み。
これは駅とかなんてもんじゃない。凄かった(笑)
そして、突然わめく人。
ツバをどこでも吐く人。
並んでいるすぐ近くで、やたら大きな音で歌謡曲みたいなのが流れている。これはお客さんではなくて、この施設の人が流しているのだけれど。。。
喋る人の声も尋常じゃない大きさ。
並んでいるだけで結構疲れるよ(笑)

終点近くなると、皆が求めている様な絶景な山へ変わってくる。

ロープウェイから降りて、少し山を歩いていてすぐに気がついた。
ここは、中国に来てから万里の長城や、観光地、それぞれの街、色々見てきたけれど、その中で一番ゴミが無い。
コンクリートで出来たゴミ箱へみんなキチンと捨ててる。
やれば出来るんだ。

美しい景色の大自然の中にいると、ナチュラルパワーが多少効いているのかもしれないが、やれば出来るんだよ。
場所が変わっても、同じ意識でいれると良いんだけれどね。
これは、日本人にも同じ事は言えるよね。
日本でもある南京錠の願掛け。

南京錠だから、元々中国の風習なのかな?
何処かの頂上。
地図は捨ててしまって今は名前が分からない(笑)

休憩場所で美味しそうだったので買ってしまった。

焼そば20元。
朝超市で買った品物全部で20元だから、やっぱり高いね。
山価格(笑)
味は結構良かったよ。
それにしても、人が多い。

左側に人が歩いているの見えますか?

これは、何処かの頂上直下。

確かに、絶景。


中国って雰囲気だね。

整備された登山道。
この山は、完璧な観光地。
ビーチサンダルで登っている人もいるくらいだから。


結構急です。

二つある登山口から出ているもう一つのロープウェイが見えた。

アプリを使ってみた。

歩きたくない人は、お金を払えば運んでもらえる。

何でも商売にしちゃうんだね(笑)

ただ、この狭い登山道で本当に迷惑だと思う。この運び屋さんが、色々な場所で渋滞の素になっていた。
歩けなくなった人には必要かもしれないけれど。
休憩場所。
人、人、人。

わかりにくい地図。

十分に黄山を楽しんだ。


帰りももちろんロープウェイを使った。朝よりはマシだった。
ロープウェイを降りて、この道を歩いていると、蝉の声が聴こえた。

日本の蝉と違い、もっと野太い声。
ガーガー鳴いている(笑)
ヒグラシみたいな声も聴こえたけれど、これも日本とは全然違う。声がすぐに途切れてしまい余韻が無い。
日本のヒグラシの鳴き声を聴きたくなった。
これがもう一つの登山口。

ここからまたバスで下に降りる。

バス停でまた割り込みが酷かったな(笑)
ターミナルに到着。

明日ここから上海へ戻る。
昨日来たばかりの宿がある町。
何故か戻ってホッとした。

住めば都とは、この延長線上にあるんだね。
夕飯はもちろん宿で。
今夜は、回鍋肉。

青菜炒め。

どちらもすごく美味しかった。
昨日もそうだったけれど、一人だと量が多くて色々頼めないんだよね。
ビール3本と合わせて66元。
宿の人にもアルバムを見て貰えた。
宿で働いてたけれど、片言の英語が喋れる高校生っぽい女の子には、紙芝居も見てもらえた。
頷きながら見ていたから、きっと何かが伝わったはず。
明日は上海です。
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