2012-07-20

香港五日目

7月16日
今日は朝からおじさんに連れられて、わけも分からず駅前のレストランへ。

彼はおじさんの書道の先生。



香港での食事の仕方は知らないと出来ない。
最初に、箸、レンゲ、湯呑、茶碗を洗うのだけれど、専用容器が渡されて、その中で急須に入ったお茶を使って洗う。
知らない人は、お茶を最初から飲んじゃうね。僕も含めて(笑)
マイクと夕飯に行った時もそうだったけれど、最初に出されたコップに入ったお茶で箸とレンゲを洗った。
知らなきゃ普通にお茶を飲んでしまう。
まあ、飲めないお茶ではないけれど、地元の人の習慣だね。
最初に出されたお茶は飲まずに洗う為のもの。
洗った後の湯呑では、勿論お茶を飲むけれど。
マイクと入った店のコップのお茶は最後まで飲まなかった。

今日は月曜日なんだけれど、、、何故か皆ノンビリ朝飯。


香港の食べ物はどれも美味しいね。


書道の先生がいなくなると、また別の友達が来て、そこから数時間。
この人達は、いったい何をしているのかな。。。

おじさんは気功使いでした。


プロではないのだけれど、確かに手のひらから気を感じたよ。
いまでも気功の勉強もしているみたい。

おじさんの友達はそこそこ英語が喋れて、色々教えてくれた。
香港の人は、株をやっている人が沢山いるらしい。
おじさんの友達はパソコンを開いて、為替の動きを見ながら食事をしている。
実際に、レストランで新聞見ながら食事している人は全員そうだと言っていた。
レストランにあるテレビでも、株の情報を流している。
僕は全く株には興味ないから知らないけれど、ギャンブルと何が違うの?
レストランで働いていた女性達もやっているらしい。
彼女達は、時給50hk$くらいで毎日忙しく働いているそうだ。
そんな人達までハマってしまう株。
因みに、おじさんとおばさんはやっていない。
むしろ、やりたくない人達。


レストランを出ると、次は香港名物のミルクティーを御馳走したいから、と、香港でも老舗のレストランへ連れていってくれた。


コンデンスミルクのトーストと、ミルクティーが絶妙に合うんだね。
頼んでいる人が多勢いた。
アイスペルに入ったマヨネーズみたいなのが、この店一押しのミルクティー。
おじさんの目の前にあるのもミルクティーなんだけど、一押しのじゃなきゃ駄目みたい。
ミスオーダーで普通のが来ちゃって、一押しを頼み直してたから。
一押しのミルクティーはそれ程甘く無かった。
それにしても香港の人達は甘いの好きだね(笑)


昼も過ぎちゃってから、おじさん達と別れて一人で行動した。


今日は中環(セントラル)に来てみた。



このエスカレーターは、僕が昔観たことがある「恋する惑星」のロケ地だった。



映画を思い出すなあ。。。








パックマン⁉



香港島最古のお寺らしい。





ここも、線香が沢山吊るしてあった。


バスに乗って、島の裏にある香港仔(アバティーン)へ行ってみた。
ここは「燃えよドラゴン」でブルースリーが船に乗っていた所だよね。
どの辺りが撮影場所だったか分からないけれど。

写真は近くの島へ行く船。


オクトパス(地下鉄やバスで使えるチャージカード)が使えたので乗ってみた。



船が家になっちゃってる水上生活者がいました。
船の生活って、どんな気持ちなんだろうか。。。

このフェリーは地元の人しかいなかった(笑)


離れていく香港島。



とんでもない島まで来ちゃってるよ。。。


陽は暮れてきたし。


そのまま折り返しで乗って戻ったら真っ暗。



ちょっと気になる船があったので乗る事にした。
無料で送迎してくれる船。
たどり着いた場所は。
ここ、良く見る場所だよね?
ルパン三世にも出てきてたと思う。



この海上レストランの真ん中に入口があって、そこに船が着きました。
食事しようと思って中に入ってみた。

階段の上に、、新日のエンブレムかと思った。
ライオンじゃなくて龍でした。


店員さんがいる様子も無く、お出迎えも無い。
外を見ると雨が降ってきた。
このレストラン、なんとなくパッとしないので、外にまだ停まっていた船に乗って戻る事にした。
雨が凄い勢いだ。
傘も無し。。。



止みそうに無い。。。

少し弱くなった隙にバス停に戻り、何とかバスに乗りました。




行きに来た中環駅近くのバスターミナルに着いた。
何だか、旅の始まりに行った新宿のバスターミナルを思い出したよ。



帰りの地下鉄。


香港でもやっぱり携帯だ。。。


夕飯を食べ損ねたので、荃灣駅内の店に入った。


店員さんから「いらっしゃいませ」言われた。
日本風のカレー、ラーメンを提供している店。
かかっている音も、日本人の歌。
香港の人も、過去の日本のやって来た事の内容(学校で教育された事)について、厳しい感情を持っている人もいる。
けれど現在では、日本好きの人が多い。寿司屋や吉野家もそこら中にあるし、日本スタイルの飲食店も良く目に入る。
もちろん、日本製の品物も沢山売られている。
友達のマイク曰く、若い女の子は日本のファッションを真似しているのだとか。。。少し雰囲気が違うと思うけれど。
とにかく、日本の物と言うだけでOKらしい。

僕がこうして一人で日本の外へ出て、自分の国の文化が現在いる他の国で愛されている事は、嫌な事ではない。
日本のものを見かけるとホッとするしね。
でも、これは日本国内で、例えば韓国の文化が広まる事と同じような気がした。
日本では、過剰なまでの韓国文化の広まりを、警戒して反対している動きもある。
それを考えると、香港の若者達が、日本の文化に染まっている事が良い事とは思えない。
香港らしい部分で、良い所を見つけて、それをのばした方が良いと思った。

日本の文化は、動物である人間が求めている形に近いものが多いんだろうね。
つまり、本物(正しい自然のスタイル)だと言う事。
だからこそ、受け入れられ、浸透してしまうんだね。








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