2012-11-20

ピーへ

11月11日
今日は、ピーへ移動する。
一週間以上お世話になったゲストハウス。


長くいれば居るほど、その場所に愛着が湧いてきます。
決して綺麗な宿では無いけれど、全てに味があるんだよね。
床や壁、階段、建物全体に、多くの人が訪れた一コマ一コマの想い出を感じるような、そんな宿でした。


今日もヤンゴンは、活気に満ち溢れているよ。



さようなら。
MAHABANDOOLAゲストハウス。
また来るね!



朝飯は、宿の近くにあるこの前も買ったパン屋さんで。
ソーセージパンは600kと高めの値段だったけれど、日本のソーセージパンと同じ味だった。




今日もローカルバスでバスターミナルまで移動します。


何人か、物売りの人が入って来たけれど、なに一つ売れていなかった。
それでもめげずに、直向きに生きている人々が、ここにはいます。


赤い帽子を持っている人、バスの乗務員さんです。


バス停に着くと、「○○行きだよ!○○行だよ!」って、大きな声でお客さんを呼び込みます。
脚の悪い方や、お年寄りが乗る時には、そっと手を差し伸べています。
そして、バスが走り出すとパッと飛び乗る(笑)


真ん中に立っている人は、集金係り兼後方確認者。
ドライバー入れて三人で運行してます。
三人がそれぞれ自分の役割をプロフェッショナルにこなす。
そんな事は、仕事ならば当たり前の事だけれど、見ていて気持ち良い働きっぷりなんだよね。
日本式に考えたら、ローカルバスに運転手さん以外の人は必要無いと思えるけれど、これがこのバスとこの街にあったスタイル。
無駄が無い。



ヤンゴンの北バスターミナル。



今日の長距離バスはヒュンダイのバス。
エアコン、付いてました(笑)



途中で寄ったレストラン。
汁なし麺を注文した。600k


コーラが700kなので、コーラより安い(苦笑)


モヒンガーのスープ付きでした。やっぱり、屋台より味は良いね。





ミャンマーは、今まで通ってきた東南アジアの中で、一番の発展途上国に感じます。
バスの中から外の景色を眺めていると、多くの人々は、近代的な建物には住んでいない。
もちろん、ヤンゴンやちょっとした街ならばあるけれど。
基本は、高床式の住居に皆すんでます。

田舎の村にバスが止まると、物乞いの人なのかな、、頭の上で器を揺らしながら物乞いをしている人もいます。
そうすると、バスの中からお金をポーンと投げている人が何人もいる。

農家の方は、みんな手作業。
機械は使わず、使ったとしても水牛に引かれている車。
どこの田んぼでも、隣近所の人が団結して稲刈りを手伝いあってます。

夕方、涼しくなると若者もおじさんも、外に出てバレーボールや、セパタクローの球みたいな物で皆んなで遊んでます。

そんな景色がバスの中からずっーと見れる国です。



今日も陽が沈んでしまった(笑)


ピーには、6時くらいに到着。
バイクタクシーや、トゥクトゥクのオジサン達が一斉に寄ってきました。
ハロー フレンド と言いながら(笑)


宿がある場所は、ここから離れているらしいので、バイクタクシーの方にお願いして、安い宿まで連れて行ってもらいました。



シングル一泊$7。


北に進むと宿の料金は上がると聞いていたので、$10はするだろうと思っていたけれど、予想外の安宿をアッサリ見つけられてラッキーでした。

夕飯を食べに宿を出ると、他のゲストハウスのオーナーで親切な方に出逢い、その方の紹介で日本語を喋れるミャンマーの方を紹介してもらい、更にその方からは、ピーに住んで日本語教室をやっている日本人の男性を紹介してもらいました。
その男性がナイトマーケットで焼き鳥屋をやっているというので、行ってみました。

ナイトマーケットで初めて、売っているタナカを発見した。


この木を硯みたいなもので擦って顔に塗ります。
見た目が長芋だな(笑)


ナイトマーケットの奥のほうに、焼き鳥屋さんは、ありました。
先生と呼ばれている年輩の日本人男性と、ミャンマーの方たち、そして二人の日本人の若者が、日本風に宴会をやっていました。


焼き鳥屋さんは、ミャンマーの方二人がやっていて、焼き鳥はもちろん、コロッケ等揚げ物も日本の味でした。
屋台料理だけれど、安心して食べれました。
もちろん、美味しい(笑)
イスラム教の女性も一緒にいて、食文化の違いを見る事も出来ました。

ニンニク焼き。
小さいニンニクをよく仕込んだよね(笑)



この後、更に生ビールが美味い店に行こうと言う事になり、二次会です(笑)
日本人の若者二人は、今夜の夜行電車で北へ移動する予定で途中で抜けて、代わりに日本人の年輩の男性が加わりました。

この男性は、日本から二三日前にヤンゴンへ入り、今夜の電車でピーに到着したようです。
先生の生徒さんが何かの繋がりがあり、この場に連れてきたようです。
この男性、かなり色々な事を知っていました。
ミャンマーで事業をやりたいらしく、ミャンマー情勢はもちろん、各国の情報、企業の情報を多く握っている人だった。
話しは聞いていて飽きない内容の様には聞こえたけれどね。。。

ミャンマーは今、色々な国の事業者から注目されています。
そして、実際に多くの企業が参入して来ている。

失業者が多く、雇用の問題の解決には持って来いの話しに聞こえる。
沢山の企業が参入すれば、多分、40年50年は幸せがやって来たかの様に錯覚するだろうね。
でもさ、もっと長い目でみたら、失うものが大き過ぎるよ。
これは、ミャンマーだけでなく、今まで見てきた国みんな同じ。
幸せを得る為に、外資の力で助けられているかの様に見えるけれど、金儲けの為に利用されているだけ。
その国の良き文化、民族性を失い、やがて人と人の繫がりが薄れ、幸福感を失う。
本当の幸せって何なんだろう、などと考えるようになっちゃうわけでしょ?

この感覚、身に覚えない?(笑)







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