11月20日
今日で、しばらくの間ビルマとお別れです。
朝食。

バナナ、皮の形が三角だったら、中身も三角だった。

朝飯はゲストハウスで食べたけれど、ビルマの味を最後に食べたくて、昨日も行ったお店へ行ってしまった。

モンティと言う名前の料理らしい。
マンダレーの名物料理の一つだったみたい。

おばちゃん、この味、忘れ無いから。
出発です。
お世話になりました。

日の出、二人で見れて最高だったよ。
ありがとう。
また来るからね。
空港までの道。
結構デコボコしてます(苦笑)


チェックインカウンター、二つしかなかった。

空港だけれど、人がいない。

出発ゲートのロビー。

これぞLCC(格安航空会社)だ。

ゲートは使わずバス移動。
タラップを使って乗り込みます。
こりゃアメリカ横断ウルトラクイズだな(笑)




やっぱりミャンマーは緑が多く、川も自由に流れてるよ。

田んぼも自由だ。


曇って面白いよね。
もちろん、雲も自由だ。

タイ上空です。

住宅が多いね。
田んぼ、、区画整理されてる。

道路は、、きっちり現代版だ。
不自然な街並み(笑)

ミャンマーと全然違うよ。


墜落なく無事バンコクへ着陸出来ました(笑)

やっぱりLCCだね。
タイでもバス移動。
でも、これで十分だ。

空港は僕らが知っている空港の雰囲気。

タクシーにのってカオサンへ向かいました。
仲間のオススメ宿に部屋を確保して、昼食タイム。
久しぶりのヌードルスープ。

前も来たお店。
ミャンマーから来ると、いかにタイの飲食店で化学調味料が沢山使われているかが判るね。
東南アジアの多くの飲食店が化学調味料を多量に使用してます。
でも、ミャンマーは違う。
使ってはいるけれど少量だ。
味覚が正常って事。
夕方からカオサン通りへ仲間と出掛けた。
洗濯物を増やしたくないので、今日もロンジーだった。
まだ臭くないし(笑)
カオサンには何回か来てたけれど、ロンジーを履いて歩いてみて初めて知りました。
ミャンマーから出稼ぎで来ている人がたくさんいたんだね。
カオサンなのに、「ミンガラバー」(ミャンマー語でこんにちは)と言われます。
そして嬉しそうに、Hello My Friendと言われます。
ロンジーはね、ミャンマーの人にとって大切な大切な、本当に大切な文化なんだよ。
ミャンマーを出てみて、彼等もそれに気が付いたと思います。
僕がロンジーを履いてカオサンを歩き、彼等の前に現れた時、間違いなく、あの素晴らしい故郷を思い出したと思う。。。
僕がミャンマーにいた時はそれ程気がつかなかった。
彼等はロンジーを適当に選び、適当に履いているのだと思ってた。
街並みからそんな印象と決めつけていたのかもしれない。
でも違った。
かなりこだわりを持って履いていたんだね。
カオサンにいたミャンマーの方達が、それぞれにこだわりの結び方を、僕のロンジーを使って嬉しそうに、そして自慢気に、こうやるんだ、こうするとカッコ良いんだ、と教えてくれた。
多くのミャンマーの男性は、ロンジーにシャツかTシャツ、タンクトップ、それか上半身は裸の時もあるかな。
ベルトを使うわけでもなく、ロンジー1枚なんだよね。
そのロンジーの履き方、結び方、結び目からでるシワのシルエット。
その形にめちゃくちゃこだわってたんだ。
カオサンで出稼ぎしているミャンマーの方から、また一つ教えてもらった。
この世界には、男と女がいる。
男は女性の気を引くためにオシャレをするわけだ。
それは逆も然り。
現代の環境では、頭の先から爪先まで、ありとあらゆる装飾品があり、個性を出す為に組み合わせを考えたりしてオシャレをしている。
お金をかけてレア物を買ったりね。
僕は初めて本当の御洒落っていうのを理解したよ。
何を持っているかじゃなくて、どう着こなすか。
誰もが持っている物で、いかに想像力を働かせて魅せる物に変えるかって事だね。
またそれを感じとれる女性が住んでいるミャンマーという国は、素晴らしい。
こんなにオシャレを楽しんでいた国だったって事を、タイのカオサンに来て知りました。
ロンジーは、僕らの国、日本で言えば着物。
着物は、今や普段着として着ている人は皆無なわけで、日本のトラディショナルな服は消えたと言っていい。
ミャンマーのロンジーも同じ道を辿っている。
今のままの世界ならば、ロンジーも着物と同様に、ミャンマーの街から消えるんだよね。。。